2026/2/23 article
アクセンチュア、社員のAI利用状況を監視 使うことが昇進の条件に、との報道です。
AI導入を全社員にある意味強制的に推し進める。
ということなのだと思います。
新たなルールや、テクノロジーの社内普及の方法は基本2つだと考えており、1つ目はトップによる強制、2つ目は評価制度の導入。
つまり強制力のある”飴と鞭”という感じです。
アクセンチュアの今回のニュースは2つ目の方法が取り上げられている感じですが、実際は1と2の両方行われているのでしょう。
アクセンチュアの株価はこの12カ月で約42%下落しています。
AIは、コンサルタントビジネスに大きな影響与えると考えられており、実際に影響を与えています。
それに対する危機感と言うのも当然あるのでしょう。
また今回の内容は、報道からだけですが、特にAIを使えないシニア社員を淘汰する意図もあるか?とすら感じます。
これまでは、逆に雑務を行うようなジュニアの社員の方が必要ないだろう、とも言われていましたが、AIを使えないシニアも同じように必要がないと考えられ始めているのかもしれません。
これまでアクセンチュアは
・OpenAIと提携し、数万人の社員にChatGPT Enterpriseへのアクセスを付与
・Anthropicとも複数年契約を締結し、30,000人をClaude AIツールで訓練する計画
・Palantirとの提携では2,000人以上のスタッフがAI訓練を受ける体制
などの取り組みを行ってきました。
特に注目はPalantirとの提携です。
アクセンチュアはこの自社版FDEをReinvention Deployed Engineersと呼んでいますが、78万人の多くはコンサルタントであってエンジニアではありません。
FDEモデルはエンジニアであることが前提です。
Accentureのエンジニアの規模では、これはごく一部のチームにしか適用できないでしょう。
実際2,000人規模と言われており、これは全社員の0.26%に過ぎません。
大きなインパクトを与えることができるのか?はわからない、といったところでしょう
一部では、2028年頃までには、5〜15人のAIネイティブなコンサルティングファームが、100人規模のチームに匹敵する成果を生み出す世界が来る。
とも言われています。
例えばMcKinseyでは、20,000のAIエージェントを導入し、クライアントプロジェクトのチーム規模が14人から2~3人へと縮小できた、という事例もあります。
ITやシステム、AI関連のコンサルティングファームはAIネイティブな小人数化か、PalantirのようなFDE化か、この2つが今後は強そうとは考えます。
むしろこの2つ両方が組み合わさる必要があるのかもしれません。
いずれにしても人月ビジネスはAIとは相性が悪いです。
アクセンチュアのような企業にとっては課題が多々あります。
構造改革が求められているのは間違いないのでしょう。