2025/4/22 article

仕事を早くするためにAI導入よりも先にすること

仕事が早い人と遅い人の差は、仕事そのものの速さの差ではなく加速かもしれません。
しかし実は加速ですらなく、アイドル時間の短さ、つまり着手の早さなのではないかと思います。
“速さ”ではなく”早さ”です。
つまり早く始められるかどうか?
早く仕事を始めるために、やる気や性格などと言うものもあるのかもしれませんが、それよりも圧倒的に取り組みのアプローチが差になっていると考えています。
早く始められる人は、仕事を優先順位をつけながら最小単位のタスクに落とし込んでいる。
目先のタスクが”軽い”内容なので余計な思考やプレッシャーがなく、すぐに開始できる。
早く始められるのは余計なことを考えなくて良いから。
逆に大きなゴールはあるのだけど、目先のタスクがきちんと設定できてない人は、ゴールの重さゆえ、必要のない準備や負担を感じており、ただ思考を繰り返し動けなくなる。
何もせず余計なことを考えている。
こんなような状態なのかなと思います。
ランニングで10キロ走るのは覚悟が要りますが、1キロ位だったら気楽に始められる。
で結局トータルでは毎日1キロ走った方が先に10キロ走ることになる。
1キロ組はが10キロ走ったあとでも、10キロ組はまだ走り出す覚悟が持てずにいる。
そんな感じでしょうか。
昨今、そしてこれからはAIの時代ですが、AIで生産性を高める、と言いつつも、実はこの着手の早さの方が、”先に見直す”ところなのかもしれません。
私もAI新規ビジネス立ち上げを30社ほどサポートしているわけですが、AIツールの使い方やビジネスの知識などの前に、そもそもできる方は着手が早い、できない方は着手が遅い、という感じです。
着手してもらえなければAI活用できないしスピードアップもしてもらえません。
まずは着手が早いことが前提条件です。
その後にAI活用です。
着手が早く、なおかつAIが活用できている、このような方が最速に仕事ができます。
この投稿を読んでいる方には、リーダーの方も多いと思いますが、リーダーとして、スタッフに指示を与える場合も、きちんとタスクを最小単位にして明確に伝えることが、業務のスピードアップに有効なのではないかと思います。(多くのリーダーの方はできていると思うので釈迦に説法かと思います。
その場合申し訳ございません。)
その後にAI導入していただければ、真に業務のスピードアップをしていただけるのではないかと思います。



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