2026/2/23 article

世界モデルスタートアップ World Labsが新たに10億ドルの資金調達

世界モデルを研究開発しているWorld Labsが新たな調達ラウンドで10億ドル(約1500億円)を資金調達したとのことです。
世界モデルとは非常に簡単にいうと(正確性は欠きますが)我々が生きている世界の物理現象をデータとして学習し再現できるモデルです。
最近注目されるロボットや、ヒューマノイドの制御のためにも使用されます。
ただしWorld Labsは、3D 空間を構築、推論できる空間インテリジェンス、とも呼ぶべきモデルです。
Marbleという3D空間生成を提供していますが、この3D生成、なかなかすごいです!
世界モデルといえど、フィジカルAI文脈とは異なるものかもしれません。

世界モデルに似たモデルに物理モデルや、模倣モデルなどがあります。
物理モデルは物理シミュレーションを計算式で行い学習するモデル、模倣モデルは例えばモーションキャプチャーなどで人間の動きを取得して学習するモデル。
一方世界モデルは、動画や、センサーなどのデータから実際の物理現象を学習するモデルです。

世界中の天才AI研究者たちが、新たな領域として世界モデル関連のスタートアップを自ら立ち上げるのが最近のちょっとしたブームになっています。
そんな中代表的な世界モデルスタートアップの1つがこのWorld Labsです。

World Labsが注目される理由は、ImageNetの創設者として知られ、コンピュータビジョンの発展に大きく貢献したフェイフェイ・リーがファウンダーの1人ということもあります。
今これらの天才研究者が立ち上げたスタートアップには、立ち上げた瞬間に莫大な投資が集まりますが、World Labsもその典型例です。
その他、AI研究界隈では有名なヤン・ルカンなども世界モデル関連のスタートアップを立ち上げており、当然の様に莫大な投資を得ています。
ちなみにWorld Labsの投資家リストにはヤン・ルカンとともにディープラーニングの父の1人とされるジェフリー・ヒントンも2024年の投資家リストに名を連ねていました。

なお、今回のラウンドはAutodeskがメインとも言えるような投資を行っています。
2億ドル(約300億円)の投資に、技術アドバイザーとして協業する旨も織り込まれている様です。
World Labsの世界モデルを活用して、新たな3Dモデリングなど、何か計画しているのか?などとも想像してしまいます。
まずはエンターテイメント領域からスタートとのことですが、いずれ建設・建築などの業界においても活用されるようになるかもしれません。

しかし改めてですが、最近のAI関連の投資額はこちらの感覚もバグってくるような金額です。

なおWorld LabsのMarbleですが、下記のリンクで美しいリアルな3D生成を試すことができます。