インターネット初期に、TCP/IP が情報ネットワークを統合したように、AIエージェントにおいてもプロトコルの標準規格化の動きは今後進むのかもしれません。
現状認知度からもMCPがその1番手なのだと思いますが、
コンテキスト指向(エージェント↔外部リソース/ツール)
が標準規格として相応しいのかは実は未知数な感じもしています。
一方、その後に登場したプロトコルは
エージェント連結指向(エージェント↔エージェント)
とも言えるもので、目指すところが実は異なる。
主要なプロトコルを表にして比較してみました。
今後エージェントプロトコルは、エージェント同士がつながり自律的に機能のオーケストレーションを行うという方向に行きそう、とも考えていますが、Agoraの考えがそれに近い感じです。
また、レーテンシー、スケーラビリティ、セキュリティ、拡張性などの性能が当然求められますが、
・中央集権→分散→オープンネットの順に柔軟性と可搬性が向上
・ただしセキュリティ要件とレイテンシはトレードオフになる
というのもインターネット同様。
色々考えると、MCPを標準規格とし、そのオーケストレーションをエージェントで制御し自律的に稼働する、のような感じが良いのかもしれませんが、これも課題があり
・エージェント間協調をどうするか
・仕様進化に伴う互換性管理、
・運用ガバナンス
などなど
課題があるからこそチャンスがあるのですが。
ちなみに弊社ではどのプロトコルを活用したエージェント制作も可能です。
もちろんコンサルティングの方でも各企業の課題に合わせ提供させていただいております。